がんばったね

夜中。

 

まったく眠れなくて、こうしてキーをたたいています。

頭がぼうっとして、もやがかかったみたいで。

なにかをやろうとしても、まったく気力が湧かないのです。

 

ギターを弾いても、ひとりでカラオケに行って、思い切り歌っても。

大好きな嵐のDVDを見ても、好きな曲を聴いても、楽しいと思えないのです。

 

高校の友達は、みんないい大学に行きました。

彼女たちに会うと、キラキラ輝いているのです。

「全身で、生きている」って、感じがするのです。

 

それに比べて私は。

高校時代も、後半をほとんど寝て過ごして、満足に受験勉強ができませんでした。

今在籍している大学を受験したこと、そして合格したこと。

これらには後悔していないし、むしろこんな私を合格させてくれたことに感謝しています。

 

でも、あの時もう少し勉強していたら。

あの日学校に行っていたら。

あの朝体調がよかったら。

 

もっといいところに行けたはずなのに。

なんで。

なんで。

 

どうして私は。

 

どうしてもっと頑張らなかったんだろう。

しんどい、なんて弱音吐く暇があったら、勉強すればよかった。

 

寝てばかりだったあの当時の私に、腹が立って仕方ないのです。

…当時はあの勉強量が、わたしの精いっぱいだったはずなのに。

 

 

十分がんばったと思ってました。

病気抱えながらよくやったと思ってました。

 

確かに頑張ったとは思います。

でも、それを素直に認められないのです。

 

 

誰かに「がんばったね」って言われたい

「よくやったね」って抱きしめてほしい

「つらかったね」って。

一緒に泣いてほしいのです。

褒められたい。

認めてほしい。

 

 

 

感情の思うままにキーを打ちます

なにもしない

気力がない、と書くと、「休学してて1日ゆったり過ごしてるやつが何を言う」と笑われるだろうか。

 

気力がないのだ。

1日1つのタスクをこなすだけで、どうしようもなく疲れ果ててしまう。

 

 

高校の時、まるで今すぐにでもガソリンがなくなりそうな車みたいな状態で毎日を過ごしていた。

大学受験を終えた途端にガソリンのタンクは空になり、動けなくなった。

学校が始まってわずか3日。

大学から、下宿先から、逃げるようにして実家に帰り休学を決めた。

 

今は、ゆっくりと、ゆっくりとガソリンを注入している時期。

 

 

焦ってはいけないと、わかってはいる。

分かってはいるのだけれど。

どうしても焦ってしまうのだ。

 

早くバイト始めなきゃ。

学力が落ちないように勉強もしなきゃ。

 

そう思って、アルバイトに応募して研修に行ったり、検定の勉強をしたりしている。

「休学」しているはずなのに、なんだか余り休めていない気がする。

 

自分で決めたこと、と言われればそれまでなのだけれど。

休養に専念する、って決めてしまえば楽なのかもしれないけれど、休み方がわからない。

気力がない、疲れたという感情はあるのに、それに対処するためにどういう行動をとればいいかが分からない。

 

「何もしない」が下手なのだと思う。

 

「何もしない」

どうしたら出来るようになるのだろう。

わからない、わからない…

 

最近のわたしの、1番の悩みのタネだ。

昨夜。

深夜1時を過ぎても眠れず、眠剤を1錠飲んだ。

久しぶりに飲んで錯乱状態に陥って、ダイエット中だというのに過食。

スナック菓子の大袋3袋、アイス、おせんべい…

 

気づいたときには周りに包装紙が散らばっていて、押し寄せた自責の念。

それだけならまだしも、あろうことか夜中に先生に電話を掛けてしまった。

高2の時の担任と、高3の時の担任。

深夜1時過ぎに、2度。

迷惑以外の何物でもない。

 

いくら眠剤を飲んで錯乱状態に陥っていたとは言え、許される行為ではない…

折り返しがかかってくるはずもなく、ひたすら後悔…

 

確かに昨夜の私はここ最近では1番と言っていいほど「堕ちていた」し、苦しかったけれど。

でも、もう担任でもない、ましてやすでに卒業した生徒から夜中に電話がかかってくるなんて。

申し訳ない気持ちでいっぱい。

 

精神状態も、IBSの症状も、休学直後と比べたら少しは落ち着いたかなって思ってたけど、全然そんなことはなかった。

いつになったらよくなるんだろう。

いつになったら普通に暮らせるのかな

 

 

これからが不安、だけど。

早速明日は「初めてのこと」が待っている。

バイトの研修。

 

頑張ろう…私でいいのかはわからないけど、採用されたのだから。

少しずつ、やっていけばいいよね。

普通に生きたい

最近、家にいるからIBSのほうは割と調子が良くて。

 

困っているのはパニック、そしてフラッシュバック。

今後のことを考えたり、高校時代のつらかった記憶を突然思い出したりして、息苦しさが襲ってくる。

どうしよう、どうしようと思っているうちにふらふらしてきて、必死に壁にもたれかかる。

そんなことの繰り返し。

何回経験してもなれない苦しさ。

 

急に涙があふれてきて止まらなくなったりもする。

特に夜。鬱々とした気分が続いてろくに眠れない日もある。

今日も眠れないから、こうしてパソコンに向かってキーを打っているのだけど。

 

 

何回同じ症状に襲われようが、何度「甘え」とののしられようが、つらいものはつらいし、慣れることはできない。

頭痛、吐気、倦怠感に始まり、下痢、微熱、ふらつき…

挙げればキリがないほどの不調。

毎日いくつも襲ってくるから、体調が万全な日なんてない。

 

なんで私なんだろう。

いつになればよくなるんだろう。

 

先の見えない不安。

「これから」がわからない恐怖。

 

きっと私は、これから先もそんなものと闘っていかなければならないのだろう。

 

 

 

「普通」に生きたい。

 

病気を発症して7年。

ずっと願ってきたこと。

 

毎日当たり前のように起きて。

「寝坊した~」とか言いながら通学路走って。

授業終わったら友達と遊んで、おいしいもの食べて。

 

普通のこと。

みんなやってる、当たり前のこと。

 

私だって7年前はそうだった。

その当たり前が、普通が、一瞬にして奪われるなんて考えもしなかったよ。

健康でいられること。それがどんなに幸せなことかなんて、これっぽっちも分からなかったよ。

 

 

でも今痛いほど感じる。

当たり前が当たり前じゃないってこと。

「普通」って難しいんだってこと。

 

 

そして。

「普通」には、もうどう頑張っても手が届かないであろうこと。

 

これから先ずっと、「みんな」がやってる「当たり前のこと」を、いくつも、いくつも諦めて、手放して、生きていかなきゃならない。

 

「病気なんだ」っていうとさ。

「自分は病気だって思うから悪くなるんだよ」とか、

「病気になったからこそ得たものだってあるよ」とか、言われるけれど。

 

病気じゃないなら、この苦しさは何。

病気になって得たものなんて苦しみしかないよ。

優しい心が持てるよ、なんて言われても信じられないほど、心まで歪んでしまったよ。

 

そんなこと言うなら。

変わってよ。

毎日私の不調を経験してみてよ。

 

ねえ。

できるでしょ。

 

 

今は

こんなひねくれた考え方しか、できないのです。

 

果て

一昨日、砂丘に行ってきた。

 

午前中友達とカラオケに行って、その流れで何となく(?)砂丘行こうか、という話になったのだ。

 

車で1時間。

そこで見たものはあまりに広くて、大きかった。

 

ずっと向こうのほうまで広がる海、海岸。

この世界に果てなんてないんだなあ、と思わせてくれるような。

 

圧倒されて、しばらく何も言えなかった。

ここまで雄大な景色がほかにあるか。

世の中のすべての事象を包み込んでくれるような寛容さを持った環境がほかにあるのか。

 

あるのかもしれない。少なくとも私は見たことがないけれど。

 

 

 

これからどんどん、夏に向かって暑くなって。

みんなは新しい環境に慣れ始めて、私独りおいていかれるような感覚は、強くなるはずだ。

でもそれは仕方のないことだし、私は休学せずにはいられなかった。

あの時1人暮らしの部屋から逃げ帰ったのは、正しい行動だった。

 

その事実に変わりはないのだ。

 

 

周囲と比べて、どうしようもなくつらくなったときは、あの砂丘の景色を思い浮かべよう。

屈折した感情さえ受け入れてくれそうな、あの景色を。

 

やりたいこと、やるべきこと。

高校はろくに通えず。

大学は休学し。

自動車学校に通い始めて2日で辞め。

 

今の自分、そうとうろくでもないやつだな、なんて思ったり。

 

 

高校時代の友達は、それぞれ自分の選んだ進路で頑張ってるのに、私は家で独り、携帯をいじってばかり。

なにもしていない自分嫌になるけれど。

 

自分で決めた道だから。

 

 

 

昨日(というよりおととい?)、3月まで通っていた病院に行ってきた。

また月1でカウンセリングに通うことに。

担当してくれるカウンセラーさんも変わらず。

 

「楽しいこととか、今までできなかったけどやりたかったこととか、たくさんやる1年にしよう」

って言われて。

 

「休学」って休むための期間なのに、なんとなく「思いっきり休む」のを躊躇していたけれど、なんだか吹っ切れた気がした。

せっかく休むんだから、やりたいことやろう。

楽しんだほうが、きっと精神状態にもいい影響が出てくるだろうし。

 

それでね、家に帰ってやりたいことを書き出してみたんだけれど。

意外と、少ない。

今思いつく「やりたいこと」

 

なんだろうな。

1番やりたいことはやっぱり「フォロワーさんと双子コーデしてディズニー」かな。

 

朝1番調子悪いからお昼頃からの出発になるだろうとか途中でパニック起こすかもとか、いろいろ心配があるから、今の時点では「行ける」って確信を持って言えないのが残念だけど…

 

復学するまでに実現させたい。

 

 

あとは、アルバイトかな。

やりたいこと、というよりやるべきこと、なんだけれど。

自動車学校のお金返すことと、自分のお小遣いを稼ぐことと。

目的はこの2つ。

今のところ、セブンイレブンか、家庭教師か。

どっちにも応募したから、今連絡待ち。

 

 

家にこもって不規則な生活してたら太るだろうから運動もしなきゃとか、新しく資格取ってみたいとか、検定にもチャレンジしようとか、いろいろ考えてはいるけれど。

 

あくまでも最優先は、症状の改善。

夜になるとあっかするうつ状態希死念慮

やっぱり完全には治らないIBSの症状。

いつ出るかわからないパニック発作

 

全部綺麗に治そうとは思ってないし、それは不可能に近いと思う。

でも少しでもよくなるように。

祈りながら、試行錯誤しながら。

 

毎日を生きよう

 

 

昔のこと。

昔、というほど昔ではないのだけれど。

 

休学を決めてから、高校時代のことをよく思い出す。

不登校だった中学時代、高校はいいところ(偏差値の高いところ)に行きたいと思って勉強して入った高校。

結果、IBSは悪化して、ほかの精神疾患も発症したし、学校にはあまり行けなかったのだけれど。

 

それでもあの学校じゃなくて、別の学校にすればよかったとか、こんな学校来るんじゃなかったとか、そういうことは1度も思ったことなくて。

むしろ、私にはもったいないくらい恵まれた環境に3年間いることができて、本当に幸せだったなあ、と思う。

 

 

学校には来ない、来たと思ったら授業ろくに出ないでトイレにいる。

テストは別室受験、集会の時は体育館の外にいる。

嫌味のひとつでも言われて当然の高校生活だったけれど、先生方はそんな私を責めないで、いつも寄り添ってくれて。

 

「あなたが楽になれる方法で学校生活を送ればいい。

あなたの生き方を僕は応援する」

高3の時の担任の先生が言ってくれた言葉。

 

「確かに欠席日数は多いけれど、だれもあなたのことさぼりだなんて思ってない。

すごく頑張ってるの、わかってるから」

高2の時の担任の先生が言ってた。

 

 

病気の症状は学年が上がるにつれて徐々に悪化して、特に受験期は本当につらくて、なんども高校を辞めたいと苦悩したはずなのに。

それなのに。

学校で尊敬できる先生や、大好きな友達にたくさん、たくさん出会えて。

 

戻りたいなあ、と思うのだ。

あの頃に、高校時代に戻りたい。

 

 

今、独りでいると思い出す。

 

 

 

あの頃に戻りたいなあ、と思って、高校時代に使ってたシャープペンを使って日記を書いたり、卒業アルバムを眺めたり。

そんなことしてもあの日々が戻ってこないことはわかっているのに。

分かっているはずなのに。

 

友達と一緒に笑っている、写真の中の私を見て、どうしても涙が止まらなくなる。

 

 

高校時代に戻りたい。

先生に会いたい。

友達に会いたい。

 

大好きだったな…

 

 

そんな思いがあふれて。

 

どうしようもなくつらくなるのだけれど、ある人の文章を読んでいてはっとしたことがある。

 

「ひとりになってさみしいと思えるほど、私は好きな人がたくさんいたのだ」

という一節。

 

 

 

簡単には会えないほど遠く離れた高校時代の友達、先生。

もう新しい生活を始めているけれど。

 

 

会いたい、って切実に思えるほど、大好きな人たちだったんだ。

3年間で、それほど大切な人、大切な思い出ができたってことなんだ。

 

 

 

この一節を読んで、そんなことを感じた。

今は、休学中って身で、自分に価値がないとか、自分は社会にとって不必要な人間だと感じているし、きっとこれからもその思いはあるのだろう。

 

でも、これだけ多くの人を、尊敬して、大切に思えたという事実。

そして、そんな自分のこと、を。

 

愛してあげようと少しだけ思えた。