隔絶
身体が重く、思うように動かせないなかでどうにか大学に行って、休学手続きの続きをしてきた。
ひとりの部屋に帰ってきて、これまでのことをぼーっと思い返した。
中学1年でIBSを発症、高校入学と同時に悪化、そして高2の3学期、その他疾患の発症。
…もう7年目。
症状には波があり安定しない上に、「今日は調子がいい」と思える日がほとんど無い。
下痢を始めとして頭痛、吐き気、発熱。
不眠と過食、それに伴う体重増加。
加えてうつ状態に陥るとODを繰り返し健忘を起こす。
未だやめられないアームカット。
突然襲ってくるパニック発作。
貧血状態とそれによる氷食症。
ざっと思いつくものを挙げただけでこんなに。
別に悲劇のヒロインになりたいわけではない。
けれど。
さまざまなシチュエーションで、「持病があるんだ」と説明せざるを得ない。
その時言われる「頑張って」
何を。
どう頑張れというのだ。
これ以上。
分かっている。
頑張れ、以外に何も言えないことは、わかっている。
自分も逆の立場だったらきっと、がんばれって言うしかない。
でも。
今の私は生きているのが精いっぱいで、「将来」とか「これから」とか、そんなことは考えられないし、今の私に将来なんて、ないも同然。
なんで生きてるんだろうとか、社会にはこんな人間必要ないよな、とか。
思うけれど。
足踏みばかり繰り返して、その先にたどり着けないのだ。
自分独りだけ世界から隔絶されて、取り残される。
そんな、どうしようもない孤独感に襲われるのだ。